黒川智成選手インタビュー

SP1から3年半の時を経て、満を持しての今回の新発売ですね。
黒川選手はSP2をどのようにグリップされていますか？

SP1同様「迷いなく決まるグリップ」のコンセプトは変えず、ウィングカットの前の段差に親指と人差し指がピタッと決まります。
また、前方のリングカット部に中指を置きます。

今回のカットのご説明をお願いします。

前方にも中指の置き所としてマイクロカット入りのリングを２本入れていますので、持った瞬間にグリップが決まります。
DMCロゴの前に2本、後方に3本あるリングカットにはすべてマイクロカットを施し、かかりの向上や、カットの寿命を延ばしています。

ウィングカットに入る部分、前後の段差が特徴的なバレルですね。
黒川選手はこの部分をどのように活かしていますか？

僕はこの段差が命なくらいこの部分を利用して投げています。
力の入れ始めからダーツが回転し始めて抜けていくように投げるには欠かせない段差です。

SP2が「超前重心」なバレルである意図を教えてください。

前方のテーパーを極端に太くし重量差をつけたのは、テーパーで押して投げると前後の重量差で前への推進力が増し、矢が伸びるような感覚で投げれるようにするためです。
アキュートを使用していたプレイヤーにも同じ感覚で投げれると思いますよ。

2BAであったSP1からNo.5と規格変更したSP2。
その理由をお聞かせください。

スティールをソフトと同じ感覚で投げたいので、最大のネックであった真っすぐ刺さるのを縦に刺すためにNo.5に変更し、「超前重心」にしてみました。
僕の投げ方で縦に刺さるようにする為に何度も試行錯誤してこの形状でと重量にしました。

SP2はどのような方に向いている、使って欲しいバレルと言えるでしょうか？

SP1から全長を1mm長く、44ｍｍに。重量もバレル18ｇから19ｇに変更し、No.5に変更したことで超前重心になりました。
前重心を好む方、コンバージョン使用でのハードダーツでも活躍できるバレルです。
SP1のコンセプトをさらに追及した当モデルTOMONARI SP2をよろしくお願いします。

【TOMONARI SPのコンセプト】
・迷いなく決まるグリップ
・最後まで押し続けられる掛かりの良さ
・手放れの抜群なカット

黒川選手、貴重なお話をありがとうございました。

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